台湾プラスチック企業は1954 年に設立された台湾プラスチック工業株式会社を起源に、当時世界で唯一の最小生産規模メーカーとしてポリ塩化ビニル粉を毎日4トン生産していました。その後、数十年間にわたる努力とさまざまな困難を克服したことで、台湾プラスチック株式会社は世界最大のポリ塩化ビニル粉生産メーカーの仲間入りを果たすことができました。

　台湾プラスチック会社は台湾の石油化学産業を開拓し、プラスチック加工産業の発展に貢献しただけでなく、国家経済の発展にとって重要な役割を果たしています。台湾プラスチック企業はプラスチック産業からスタートし、石油、繊維、紡績、エレクトロニクス、運輸、重工業、エネルギー、自動車、バイオテクノロジーなど多岐にわたる産業を展開しております。同時に、積極的な海外投資にも取り組み、現在では国内最大の民間企業のひとつとなっています。企業発展の過程において、「社会から得たものを、社会に還元する」という理念に基づき医療や教育などの社会福祉事業にも着手し、社会に還元しています。

　「台湾プラスチック企業文物館」は、企業の奮闘と成長を記録することを目的に、2004年に設立されました。館内では、企業の発展過程に関する文物を完全に収集し、展示しています。この博物館は一年中無料で一般に開放されており、台湾プラスチック企業の歴史や創業者の精神を一般に紹介するだけでなく、企業の持続可能な発展に向けた情報センターとして、持続可能な社会への貢献を目指しています。